 カラーと生活との関わり
カラーと性格についていろいろと見てきました。
では、カラーと生活は、どのように関わっている
のでしょうか?
次にここでは、主に生活に関わるもの、という
ことで、インテリア、食べ物、ファッションの3つに
焦点をあてて、カラーと生活について見ていきたい
と思います。


カラーとインテリア

インテリアのカラーは、私たちにとって、とても
身近な存在です。たとえば自分の部屋は、そこで
過ごす時間がかなり長いため、部屋をいかに
快適な空間にするか、ということがとても重要に
なってきます。
そこで提案したいのは、あなたの部屋の
テーマカラーを決めるということ。
日本の場合、床、壁、天井という基本部分は
たいてい茶系からベージュ、白でできています
から、そこにプラスする家具やファブリックス、
小物の色のテーマカラーを決めておけば、
やたらごちゃごちゃと色が氾濫せずに、
落ち着いた部屋になるはずです。
複数の部屋がある場合には、部屋の目的
によってそれぞれのテーマカラーを設定する
のもおもしろいでしょう。
たとえば寝室は、気分の高揚を招くヴィヴィッドな
色より、心身がリラックスするパステル系や、
睡眠を誘う淡いグレーや
パープルなどが休息できるでしょうし、逆に
ダイニングは、食欲を増進する暖色系の
インテリアの方が楽しく、おいしく食べられる
でしょう。
ただ、それも年齢や個人の嗜好などによっても
変わりますので、あくまでも参考までに。
子ども部屋にしても、幼児期には三原色に
代表されるような外向性のヴィヴィッドな色合い
を好む傾向がありますが、小学校も高学年
くらいになると嗜好も変わります。
そんな時期、壁紙の色を自立心や集中力を
促す落ち着いた寒色系に変えるなど、成長に
応じて変更してあげるとよいかもしれませんね。

カラーと食べ物

食べ物にも彩りが欠かせません。
私たちは日によって違うものが食べたく
なりますが、言い換えれば、 私たちの味覚は
日によって違ったものをおいしいと感じるように
できているのです。
なぜそうなのかと言えば、その原因は
健康状態にあると言えるでしょう。
血液が酸性化しすぎれば、自然に野菜類を
よりおいしく感じるという風に、体調の変化に
よって健康バランスに必要な味を求める、
つまり本能による味覚の調整が行われている
わけです。
これは色彩に関してもまったく同じ原理だと
考えられます。
また、どうも調子が悪くて食欲が出ない時
というのが、誰にでもあります。
食欲が出ないということは、身体が食べ物を
必要としていないのですから、1食や2食は
抜いてしまっても問題ないと思いますが、それが
続くようだと栄養が足りなくなって、本当に
病気になってしまいます。
そんな時、ちょっとの量でも彩りを工夫して
盛り付けて見て下さい。そうすると、結構
食べられるようになるものなのです。
いわば色のスパイスです。本能による味覚の
調整がうまくいかなくなってしまったなら、色彩の
力をかりるというわけです。
人間にとって、「キレイ」と「おいしそう」との
感覚は、きっと健康と密接にか関係のあること
なのではないでしょうか。
そこで、食卓のカラーを考えることがおすすめ
です。
にんじんの赤、ほうれん草の緑、しらすの白、
卵の黄色…と、1回の食事になるべくいろんな
色の食べ物をとるようにすれば、彩りもキレイで
栄養のバランスもとれるはずです。
そんなこんなで、カラフル食生活、心がけませんか?

カラーとファッション

毎日身につける服には、実は体調や気分が
不思議と表れるものです。特に女性の場合は、
朝選んだ服のカラーがなんとなくぴったり
こなくて、一日中落ち着かない、という経験が
あるのではないでしょうか。
あるいは、このカラーをきるとなぜか気持ち
がはつらつとしてくる、という服の色がない
でしょうか。人間の色彩に対する快不快や
好き嫌いの感覚は、無意識なようでいて、
いや無意識だからこそ余計にその時々の心身の
状態が、正直に反映されているのかもしれ
ません。
たとえば、病気で静かに休みたい時に、たいてい
の人は、エネルギーそのもののような真っ赤な服
を着るのはつらいでしょうし、まず着ようと
思わないはずです。
逆に、ここは気を引き締めてがんばらないと
いけない、という時に、淡いピンクの服では
気が抜けてしまうかもしれません。
とはいえ、色彩感覚は人によって異なるもので、
ピンクを着ると気合が入るという人もいれば、
ピンクによって緊張がとれて、かえって長所が
発揮できた、という人もいるなど、人は千差万別
です。
色との付き合い方は、その人の経験や感性に
よっても大きく変わってくるものなのです。
では、自分の場合、どんな色が落ち着くのか、
パリッと気を引き締めたい時はどんな色がいい
のかなど、あなたはすぐに答えられますか。
ここではそんな自分だけの色を見つける、カンタンな
方法を紹介しましょう。
それはその日に着た洋服の色を記録していく
という、いわば色彩の日記をつけていくことです。
日々の出来事、体調などもカンタンに
メモし、最低1ヶ月位つけてみると、なにか
あなたなりの傾向が見えてくるはずです。
元気で前向きの時に着ることが多い色、健康状態
がダウンしている時に好んでいた色、仕事が
忙しい時によく身につけていた色…など。
自分がどんな時にどんな色を好むのか、より自覚
できるようになるのです。
できれば何ヶ月か続けてみると、自分なりの
パターンがよりつかめるはず。
自分が通常身につけようとするベースカラーが
ある一方、繰り返し出てくる色調があったり、
色のトーンが大きく変わったりするところが
見つかるかもしれません。
これは、身体のバイオリズムならぬ、色の
バイオリズムとでも言えましょうか。
自分なりの傾向やパターンが見つかったら、
「最近この色を着ているから疲れているのかなあ」
とか「どうも気分が落ち込み気味だから、あの色
を着て元気を出そう!」など、その時々の体調に
合わせて洋服のコーディネイトができるように
なるでしょう。
今まで何気なくしていたショッピングも、「今は
オレンジ色が必要なはず」と、色彩面での
目的意識があると、洋服選びも、きっと、
より楽しいものになるでしょう!
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